石見地域循環共生協議会、eスポーツ推進へ加速！～第1回チームミーティング開催、地域DXと人材育成の新たな拠点へ～

石見地域循環共生協議会（LCCC）は、地域DX推進の重要な戦略としてeスポーツの活用を本格化させています。昨日7月30日、江津市「タウンスペースときわ」において、eスポーツをフックとした地域活性化プロジェクトの第1回チームミーティングが開催されました。事務局の神楽電力株式会社取締役・長藤裕美氏、そしてLCCCの正会員予定者である山陰パナソニック株式会社の津森孝史氏が中心となり、地域の多様なステークホルダーが集結。デジタルとリアルの融合による新たな地域共創への一歩を踏み出しました。

第1回チームミーティング、江津を拠点に活発な議論

このミーティングは、先に開催されたLCCC内の意見交換会（7月8日）で津森氏が提案した「石見地域におけるeスポーツ活動推進のための『島根県eスポーツ連合石見支部の前身チーム』設立」に向けた具体的な動き出しとなるものです。

ミーティングの主な成果（推測含む）：

• チームの正式キックオフ：「e-MIRAI HAMADA/GOTSU（仮称）」など、前身チームの名称や方向性について具体的な意見交換が行われ、チームとしての結束を固めました。

• 役割分担とタスクの明確化： eスポーツ体験イベントの実施、マインクラフトを活用したSTEAM教室の運営支援、情報発信（SNS・動画制作）といった主要な役割に対し、参加メンバー間で具体的なタスクの割り振りが検討されたと見られます。

• 地域拠点の活用： 今回のミーティングが江津市の「タウンスペースときわ」で開催されたことは、地域内でのデジタル拠点の活用、特に浜田市に限定せず石見地域全体での拠点連携・拡充に向けた具体的な一歩となります。今後は、浜田市内のデジタル拠点（コミュニティ施設や日本ミクニヤ株式会社あさひひまわり工房などの活用）の具体的な計画も並行して進められます。

• 人材育成の加速： LCCC正会員・準会員企業の若手職員、島根県立大学の学生、地元高校生、地域プレイヤーといった多様なメンバーが参加し、実践的な活動を通じて、デジタルリテラシー向上とキャリア形成支援に繋がる具体的なプログラムの方向性が議論された模様です。

今後のアクション：eスポーツで「豊かな石見」を創造する

LCCCは、第1回チームミーティングの成果を踏まえ、eスポーツプロジェクトをさらに加速させ、「地域DX」と「人材育成」を両輪で推進していきます。

＜今後の具体的なアクション＞

1. チーム体制の確立と活動計画の策定（～9月中旬）：

   • 「浜田と江津のeスポーツ前身チーム」の正式な組織体制と役割分担を明確化し、各担当者が具体的なタスクに着手します。

   • 初回イベント（11月目標）の詳細な企画書を作成し、関係機関との調整を進めます。特に、地域特性を活かした「石見神楽×マイクラ」イベントの具体化を急ぎます。

2. デジタル拠点活用の推進と環境整備（～9月末）：

   • 江津の「タウンスペースときわ」での活動と同様に、浜田市におけるデジタル拠点（日本ミクニヤ株式会社あさひひまわり工房など）の活用計画を具体化します。必要な機材やネットワーク環境の整備に向けた検討を進めます。

   • 拠点を通じたデジタルリテラシー向上ワークショップや体験会の定期開催を企画します。

3. 資金調達と法人化との連携強化（～9月末）：

   • 浜田市への企業版ふるさと納税誘致の最終決定を促し、9月補正予算での対応を目指します。

   • LCCCの一般社団法人化（9月予定）と連携し、企業スポンサー等の確保や会費など、活動資金の安定的確保と適切な運用体制を確立します。

   • 企業版ふるさと納税による寄付企業への、活動報告やPR協力など、具体的な協賛メリットを提案します。

4. 人材育成とノウハウ蓄積の仕組み化（～通年）：

   • 島根県eスポーツ連合、NASEF JAPANとのOJT型連携を本格化させ、実践的なノウハウをLCCC内に蓄積する体制を構築します（運営マニュアルの文書化など）。

   • 若手メンバーを対象としたデジタルスキルアップ研修や、プロジェクトリーダー育成プログラムを具体化します。

   • 地域DX人材育成講座（ノーコード開発、生成AI地域応用など）の開設に向けた準備を加速します。

5. 情報発信とPR戦略の強化（～通年）：

   • LCCC公式ウェブサイトやSNSを通じて、eスポーツ活動の進捗や参加者の声を積極的に発信します。

   • 動画コンテンツ制作など、eスポーツの魅力を伝える多様な広報戦略を展開し、地域住民の関心と参加を促します。

LCCC事務局は、「eスポーツは、単なる遊びに留まらず、地域を繋ぎ、人材を育て、新たな経済循環を生み出す無限の可能性を秘めています。第1回ミーティングでの熱量を活かし、このプロジェクトを石見地域のDX推進、ひいては持続可能な未来創造のモデルケースとして確立してまいります。地域の皆様のさらなるご支援とご参加を心よりお願い申し上げます」と、今後の活動への強い意気込みを表明しました。

【お問い合わせ先】石見地域循環共生協議会 事務局　Tel: 0855-25-0151 Mail: info@lc3.biz