最新調査から見えた「DXの新たな壁」と石見での乗り越え方
- ikedasyouten2022
- 9月16日
- 読了時間: 3分
今回は、日本のDX推進の「今」を鋭く分析した最新の調査レポートを基に、私たち石見地域の事業者が直面するであろう課題と、その解決策について考えてみたいと思います。
■ 9割の企業がDX推進。しかし、その目的は?
最新の調査によると、今や9割以上の日本企業がDXを推進しています。これは、DXが一部の先進企業だけのものではなく、事業を継続し成長させるための「必須科目」になったことを意味します。
しかし、その目的の多くは「業務効率化」に留まっているのが現状です。これは、経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」の根本的な課題、つまり、既存の業務を改善するだけの「守りのDX」から抜け出せていない企業が多いことを示しています。
■ DXの新たな壁:「導入したけど、使いこなせない」
さらに、多くの企業が直面している新たな壁が、「生成AIを導入したものの、社内で使いこなせない」という課題です。利用率は急速に高まっていますが、約4割の企業がこの問題に直面しており、「期待した成果が出ていない」と感じています。
これは、単に「ITスキルが足りない」という話ではありません。より本質的な、「ビジネスの課題とデジタル技術をどう結びつけるか」という、経営層や管理職の構想力、いわゆる「ビジネス・トランスレーター」人材の不足が深刻化しているのです。
■ LC3の挑戦!石見地域で、この壁をどう乗り越えるか?
この「使いこなせない」という新たな壁は、私たち石見地域の事業者にとっても決して他人事ではありません。では、どうすればこの壁を乗り越え、DXを真の「稼ぐ力」に変えることができるのでしょうか?
私たちLC3は、その答えが「共創」にあると考えています。
1. 「AIファースト」への転換を支援します:
AIを単なる「付け足し」のツールではなく、事業のあり方そのものを変える基盤として捉える「AIファースト」への思考転換が必要です。LC3は、成功企業の事例を共有するセミナーや、専門家による個別相談会を通じて、皆さんの会社の「AIファースト」化をサポートします。
2. 「ビジネス・トランスレーター」を地域で育て、繋ぎます:
技術と経営の両方を理解する人材は、一社だけでは育成が困難です。LC3が推進する「マナビDXクエスト」は、まさに地域企業のリアルな課題解決に挑むことで、未来の「ビジネス・トランスレーター」を育成するプログラムです。
3. 「丸投げ」からの脱却をサポートします:
地域のIT企業や外部の専門家は、単なる「下請け業者」ではありません。LC3は、地域の事業者とITベンダーが対等なパートナー**として共に汗を流し、ノウハウを地域内に蓄積していく「協業」のモデルを構築します。
DXの推進は、今や孤独な戦いではありません。
「何から手をつけていいか分からない」「AIを導入したが、成果が出ない」
そんな悩みを抱える経営者の皆様、ぜひ一度LC3にご相談ください。
私たちLC3は、地域の多様な主体を繋ぐハブとして、皆さんと共にこの「新たな壁」を乗り越え、石見地域全体の競争力を高めるため、全力で伴走支援を行ってまいります。
(参考資料:「DX推進と生成AI活用:2025年の動向、課題、そして未来への展望」統合分析レポート)





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